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平成に消えた月見草

ポエム

誰かの記憶からログアウト

平成の男性アイドル史を振り返るとき、
どうしても胸が痛む瞬間がある。
それは、実力がありながら
“構造”に押し潰されていった
若い才能たちのことだ。
その筆頭が w-inds. だと、
ファンとして思わずにはいられない。

近田春夫が絶賛した「Long Road」。
当時の主流アイドル像を
軽々と超えるダンススキル。
歌も、ルックスも、表現力も、
すべてが揃っていた。
本来なら、もっと大きなステージで
光を浴びていたはずのグループだ。

けれど、あの時代の芸能界には
“見えない壁”があった。
どれほど才能があっても、
旧ジャニーズが支配する構造の外側にいる者は、
テレビという大きな舞台に
立つことすら難しかった。
ファンとして、
その不公平さを何度も噛みしめた。

同じような無念を背負った才能は他にもいる。

DA PUMP三浦大知
ライジングプロダクションの
男性アーティストたち。
世界基準のダンスと歌を持ちながら、
構造の外側に置かれたまま、
十分な光を浴びられなかった。

まるで平成の月見草だ。
夜に咲き、確かな美しさを持ちながら、
日の光に触れる前に散っていった才能たち。
ファンはその輝きを知っているのに、
世間は気づかない。
その悔しさは、今も胸の奥に残っている。

それでも、彼らの軌跡は消えていない。
w-inds. の楽曲は今も評価され続け、
三浦大知は世界に届く表現者となり、
DA PUMPは時代を跨いで再評価された。
押し潰されたように見えた才能は、
実はずっと生きていた。

平成の男性アイドル史を語るとき、
彼らは“敗れた存在”ではない。
構造に抗い、実力だけで勝負し続けた、
誇り高い才能たちだ。
ファンはその輝きを知っているし、
これからも忘れない。

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