カクヨム愛読御礼
処女作を公開してから間もなく、
気づけばPVが三桁を超えていました。
今日の時点で116PV。
数字だけを見れば小さなものかもしれませんが、
初めての作品にこれだけの
人が触れてくれたことは、
やはり特別な出来事です。
ブログでタイトルを響かせて誘導したことや、
検索で上位に表示されたこと、
さらにはカドカワの推しも重なって、
思いがけない広がりを生んでいるように感じます。
作品は、一人称の独白ではなく、
俯瞰的な視点で描かれています。
舞台は現代の情報社会。
誰もが知る大企業の名前が登場し、
その表の顔と裏の仕組みが
交錯する世界が広がります。
物語は特定の人物の心の声ではなく、
社会全体を見渡すような語り口で進みます。
そこでは「見られること」「評価されること」
「数字に翻弄されること」が繰り返し描かれ、
読者は自分自身の生活や環境と
重ね合わせながら読み進めることができます。
ストーリーの大まかな流れは、
情報の洪水の中で人々が
どのように立ち位置を見つけ、
企業やプラットフォームの仕組みに
巻き込まれていくかを描いたものです。
PVやSEOといった指標は
単なる数字にすぎませんが、
創作者や読者にとっては大きな意味を持ちます。
物語はその数字の背後にある
心理や社会の仕組みを照らし出し、
読者に「これは自分のことでもある」
と感じさせるような響きを持っています。
すでに完結済みの作品なので、
安心して最後まで読んでいただけます。
小さな数字の積み重ねが、やがて大きな流れを生む
そんな過程を物語と現実が重ね合わせているのも、
この作品の面白さかもしれません。
PV116という数字は、ただの通過点でありながら、
確かに「誰かが読んでくれた証」
として輝いています。

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