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ポエム

犬派と猫派の不毛な論争

私は迷いなく猫派だ。

猫は愛情表現が薄いと思われがちだ。
ただ、それは“分かりやすくない”だけだ。

目を細める一瞬。
足元にそっと触れてくる動き。
気まぐれに膝へ乗る重み。
あれらは全部、猫なりの最大級の愛情だ。

それに、猫は孤独に強い。
散歩はいらず、生活リズムにも干渉しない。
トイレのしつけも比較的容易で、
生活インフラとして安定している。

もちろん欠点もある。
爪のケアを怠れば家はすぐ傷だらけになる。
カーテンは登るための遊具だと思われている。
ソファは諦めた方が早い。

それでも、その“破壊”すら
猫の存在証明として受け入れてしまう。
結局、人間の方が調教されている。

猫は手間がかからないようで、
実は観察と理解を要求する生き物だ。
その静かな距離感こそ、私にはちょうどいい。

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