ポエム

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命を使い切ろうとする男

江頭2:50の生き様たとえ神様に笑われても人はこの世に生まれた限りその人生を生ききらなければならないたとえ貧しく生まれてもたとえ醜く生まれてもたとえ愚かに生まれてもたとえそれが明日刑が執行される死刑囚だとしても神様が私に逝けというその時まで
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奇妙な果実

創造は最大の破壊なりその果実はオレンジのように見えるが角度を変えればリンゴのように見える手に触れるとピーチのようでひっくり返すとパパイヤのように見えるしかし離れてみるとスイカのように見え近づくとパイナップルのようにしか見えない味の方と言えば...
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見てろよ、あたし!

本気で生きる昨日の数学のテスト、35点一昨日の体重、目標より2キロオーバー今朝の星占い、11位人生色々あるけど見てろよ、あたし!
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明けない夜明け

政治的空白と資本主義の歪いつになったらアフリカや南アメリカの地に真の平和が訪れるのだろう?いつになったら彼らは血の涙を流すことなく空腹と教育を満たすことができるのだろう?
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無意識の森(完全版)

森の中へ無意識の森に咲く花はあまりに美しすぎて汚らしい無意識の森に生きる動物はあまりに優雅で物悲しい無意識の森に生きる人はあまりに気高くみすぼらしい凍てついた太陽に打ちひしがれたガラスの樹木が月の雫で甦るそして鳥たちは無言でさえずりまた魚た...
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GP2エンジンの逆襲

熱意と技術と偶然の間に1886年に世界で初めて自動車を制作した老舗メーカーがわずか創業73年のメーカーに負けるプライドと屈辱もわかるがあの悪夢のGP2エンジン発言から何年経ったことだろうそして本田技研工業株式会社はレシプロエンジンの神になっ...
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月の囁き

冬の俳句いにしえの秋の夜長に佇んでバーボン片手に月を眺める
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52歳の青春白書

何の為に彼等は歌い続けるのか?生まれて、すみません。でも、生きていてよかった。
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無口な彼女

ドライブ・ユア・カー欠伸も出ないくらい退屈な水曜日海へ行こうと彼女が言ったそれは柔らかい日差しと北北西の風が狂気を誘う12月のある日の出来事だった冬の海には色が無いそこにはただ溢れんばかりの愛に包まれた無関心でまた僕を無視する君がいるそして...
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殉死と純死

守られなかった約束私はいま落ちている絶望の淵よりあなたの氷った涙を抱きしめながら私はいま落ちている恥辱の岸辺よりあなたの止まった鼓動を聞きながら私はいま落ちている哀願し手を差し出す者の為ではなく嘲笑し無言で通り過ぎる者の為ではなく私はいま落...