青さについての断章
書けば書くほど、
世界は静かになっていく。
どれほど胸を震わせる言葉を並べても、
反応がなければ、
それはただの空気の揺れにすぎない。
芸術は美しいが、
美しさは家賃を払ってはくれない。
死後に評価されても、
その評価は墓石の上で風化するだけだ。
だから私は、
生きているあいだに
言葉で食べていきたいと思う。
けれど、
ブログを開く読者たちは、
ほとんどが“通りすがり”のまなざしで、
感銘を受けても、
ページを閉じればすべて忘れてしまう。
彼女たちは悪くない。
ただ、文章を“消費”する速度が
あまりにも速いだけだ。
だから、
マネタイズを意識すればするほど、
言葉は濁り、
読者は離れ、
世界は遠ざかる。
そんなことは分かっているのに、
迎合する気にはなれない。
まだ青い。
まだ未熟。
まだ世界に背を向けている。
その青さが、
どうしようもなく愛おしい。
今日もまた、
誰に届くとも知れない言葉を
静かに放っている。

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