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二次元より愛を込めて

ポエム

腐女子が見た悲しい夢

彼女は画面の中で生きている。
現実よりも、二次元の方が優しいから。

推しの笑顔に救われて、
推しの言葉に涙する。
その世界なら、彼女はちゃんと存在できた。

「この子のためなら死ねる」
それは冗談じゃない。
現実より、よほど真剣な想いだった。

でも、ふとした瞬間に思う。
教室のざわめき。
放課後の寄り道。
他愛ない会話。

本当は、ああいう時間を
生きてみたかったんじゃないかと。

スマホを閉じる。
静かな部屋。
誰もいない現実。

戻りたくない。
でも、このままでいいとも思えない。

彼女は今日もログインする。
逃げるためじゃない。
せめて、心が壊れないように。

画面の光が、少しだけ優しいから。

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