漂う情報
毎朝流れてくる、
“若者向けトレンド情報番組”。
「今これがバズってます!」
「Z世代に大人気!」
そんな言葉が並ぶ。
でも、
大人がそれをそのまま信じるのは危険だと思う。
今の若者の情報速度は、
マスコミが想像しているより遥かに速い。
テレビが取り上げた時点で、
それはもう“新しい情報”ではない。
すでに定番化しているか。
あるいは、もう飽きられているか。
そのどちらかだ。
だから企業や大人が、
「今の若者はこれが好きなんだ」と
表面的に飛びつくと、
時にかなり痛いズレが生まれる。
ただ、マーケティングはもっと複雑だ。
なぜなら、
実際に大きなお金を動かしている層は別だからだ。
今も経済を支えている中心は、
40〜50代の大人たち。
家庭を持ち、
趣味にもお金を使える世代だ。
実際、今でも
ガンダム の実物大展示は話題になるし、
ウルトラマン、
ゴジラ、
エヴァンゲリオン の映画も大ヒットする。
冷静に見ると、かなり不思議な時代だ。
“最新トレンド”を追いかけながら、
巨大市場を動かしているのは、
80〜90年代カルチャーを
身体に刻まれた世代でもある。
結局、時代を作るのは若者だけではない。
むしろ長く経済を回し続けるのは、
青春時代の熱量を今も持ち続けている
“大人たち”なのかもしれない。


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